『赤べこ… あんたまでいったいどうしちまったのさ!』
姉『久しぶりじゃないか。』
妹『やっぱり姉さんの仕業だったのね!たくさんの工芸品たちを妖怪に変えていったい何をするつもりなの?』
姉『ファハハ… 私はおまえや父さんとは違うのさ。わからないかい?私は人間とうまくやっていこうなんて微塵も思っちゃいないってこと。からすが人間と仲良くして何になるんだい。おまえ羽まで消して、ただの人間にでもなるつもりかい?まったく馬鹿な妹だよ。』
『おめでたい日だというのに… これも姉さんの仕業ね!』
娘『お父さん、家出のことは謝るし後でちゃんと訳を話すから、とにかく今は姉さんをなんとかしてほしいの!このままじゃ人間と戦うことになるかもしれないわ。』
父『かぁーかかかぁー…(訳:なんでこんなひどい二日酔いの日に来るんだ。いま妖力切れて変身も無理…)』
『やっぱり… そのうち出ると思ったわ。 あそこにいるのは姉さんね!』
妖怪からすの父、二日酔いが治り最強戦闘モードに変身。
父『そこまでだ妖怪招き猫!』
娘『お父さんちょっとお腹出てきたみたい…』
娘(姉)『招き猫から邪気が消えていく… さすがだわお父さん、私の負けね。』
父『今日は久しぶりに(120年ぶり)みんなでご飯を食べよう。お母さんも会いたがってるし、おまえたちの他の五羽の兄弟も呼んである。』
娘(妹)『やっぱりお腹出すぎよ、昔は戦闘モードかっこよかったのに。』
《終わり》
ほかの物語は一覧に戻ってからご覧ください。