巫女さん『ちょっとあんたたち毎日なんなのよ!ここは神社よ!成仏したいならお寺に行きなさいよ!』
おこん『あれほどの人魂を従えるとは、やはりあの娘ただものではないな… 』
おこん『あの神社の娘に負けてはいられないわ。私も狐火の訓練を怠らないようにしよう。』
お玉『お母さん、落ち着かないから外でやってよ。』
巫女さん『あっ、狐さん… おはようございます。』
おこん『おはよう巫女さん。(なんか元気ないわね)』
お玉『この二人なかなかいい勝負だわ… 』
『今年は私、もっと強くなります!』
『人魂退散 🎶れれれのれー!
(なんだかちょっと恥ずかしい術だわ…)』
先祖伝来の秘術「れれれの術」で集団ストーカーを撃退した巫女さんでありました。
(着地は難しいわ…)
『ただいま!びっくりした? あら、あ(阿)っちゃんはいいけど、うん(吽)ちゃんはいつまでも口を開けてちゃダメよ。わかった?』
お玉『どうしたの?お母さんさっきから空ばかり見てるけど。(なんか元気ないし)』
からす兄弟の母(名前考え中)『へえー、きつねがからすに相談だなんて、珍しいこともあるものねえ。』
おこん『実はね… 』
からす『え!飛ぶ?いきなりそんなこと言われても… まあおこんの妖力なら浮くことくらいはできるんだろうけど、羽がないからねえ … ん、ちょっとまって… あんた子供の頃あたしと喧嘩して追いかけて来た時、少しだけ飛んだような記憶があるんだけど… あれどうやってたっけ、ねえ。えーと、三百年くらい前。』
おこん『…ぜんぜん覚えてない。』
からす母『そう、それだよ!あんたは九尾の狐じゃないか、全部の尻尾に妖気をため込んで、それで周りにある気も一緒に操れば飛べるはず。自由に飛ぶには練習が必要だと思うけどおこんならきっと出来るわ!』
《終わり》
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