物語5(かっぱの川きち物語) KAPPA

河童の「叫び」 KAPPA
『きゅうり取られた!』

「叫び」の河童が巨大怪獣化! KAPPA1

「叫び」の河童が巨大怪獣化! KAPPA2

「叫び」の河童が巨大怪獣化! KAPPA3

「叫び」の河童が巨大怪獣化! KAPPA4
悲しみのあまり巨大化してしまった河童…

怒りでさらに巨大化する KAPPA
深い悲しみがやがて怒りへと変わりさまよい歩く河童であった。

『きゅうりをかえせ~』

猫しかいないけど KAPPA
したっぱ『あにき、このきゅうりをあの河童から盗ったばっかりに、街じゃ大変なことになっちまってるでげす。』

あにき『そんなこと言ってもよお、おめえが美味そうなきゅうりだなって言ったんじゃねえか。』

したっぱ『おいらのせいでげすか?』

あにき『んーしょうがねえなあ、二本喰っちまったけど、残り… 返しにいくか?』

したっぱ『そうでげすよ、さすがあにき!』

きゅうりを河童に返そう! KAPPA1
あにき『おーい河童!俺たちが悪かった。きゅうり返すから、おとなしくなってくれ!』

きゅうりを河童に返そう! KAPPA2

きゅうりを河童に返そう! KAPPA3

きゅうりを河童に返そう! KAPPA4

きゅうりを河童に返そう! KAPPA5

きゅうりを河童に返そう! KAPPA6

きゅうりを河童に返そう! KAPPA7

誰だこの女は! KAPPA1

誰だこの女は! KAPPA2

誰だこの女は! KAPPA3

誰だこの女は! KAPPA4

誰だこの女は! KAPPA5

お絹の言葉で川きちが… KAPPA1

『見て、川きちくん! あたしよ、幼馴染のお絹よ!このきゅうり、あたしが川きちくんにあげたきゅうり、わかる? このきゅうりが盗まれてそんなに悲しい思いをしてたなんて、あたし嬉しいわ。でも!お願いだから、気をしっかり持って、はやくもとの川きちくんの姿に戻って!』

お絹の言葉で川きちが… KAPPA2

お絹の言葉で川きちが… KAPPA3

お絹の言葉で川きちが… KAPPA4

お絹の言葉で川きちが… KAPPA5

お絹の言葉で川きちが… KAPPA6

お絹の言葉で川きちが… KAPPA7

川きちが元の姿にもどる KAPPA1
お絹『大きさも元に戻ってる… 川きちくん大丈夫? 怪我はないの?』

川きちが元の姿にもどる KAPPA2

川きちが元の姿にもどる KAPPA3

川きちが元の姿にもどる KAPPA4

川きちが元の姿にもどる KAPPA5

泥棒猫ふたりで河童の話を締めます KAPPA
したっぱ『河童の川きち、あのあと元気になったみたいで良かったでげすねぇあにき。お絹ちゃんとも仲よさそうだったし。』

あにき『んーまぁ、そうだなぁ。嫌いなきゅうりでもお絹ちゃんにもらったやつだからあんなに落ち込んだんだなあ。俺はもう きゅうりはこりごりだがよお。そういやそろそろ なすが美味い季節だ、なす盗って喰うか。』

したっぱ『え、また盗むんでげすか?』

あにき『ああ?ばかやろう!おめえなに寝ごと言ってんだ、俺たち泥棒だろ、忘れたのか。』

したっぱ『あ、そうでげした、へへ。 そう、おいらは江戸でいま一番の泥棒、ねずみ小僧みたいになるんでげ… 』

あにき『こらっ!猫が、それだけは言うな!』

河童物語のおまけ KAPPA
したっぱ『兄貴、街にこんなもんが貼ってあったでげすよ。』

兄貴『んーこりゃほとぼりが冷めるまでしばらく仕事はできねえなあ。』

したっぱ『兄貴、おいらってこんな恐い顔でげすか?』

兄貴『人相(猫相)書きなんて、いつの時代もこんなもんよ。…ところでおめえさっきから何ニヤニヤしてんだ?』

したっぱ『フフッ、なんだか少し大物になった気分でげす。』

《終わり》

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