物語6(ハチと最強の姐さん)HACHI

ハチ爪長剣の妖術を会得する MEKOMATA
拝啓
初秋の候 皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。
親分、あっしはこの度かまいたち先生のご指導で長爪剣の妖術を会得いたしやした。
この際、自分がどれくらい強くなったか強者相手に腕試しをしようと思っておりやす。
もちろん負けたら命はないものと覚悟しておりやすが、この身勝手を何卒お許しくだせえませ。
ハチ

NEKOMATA&SAMURAI1

NEKOMATA&SAMURAI2
ハチ『(どこにも隙がない… きっとこの人がいま噂の月に代わってお仕置きよの姉さんに違いない。それにしてもなんて長い名なんだ。他に呼び名はないのか… )』

NEKOMATA&SAMURAI3
月に代わってお仕置きよの姉さん『(なにあの変な笠… 吹き出しそうになっちゃった。いけないいけない、怒らせたらめんどくさいことになるわ。)』


翌日

ハチがあのねえさんに果たし状! NEKOMATA1
『おや?何かしら… 』

ハチがあのねえさんに果たし状! NEKOMATA2

ハチがあのねえさんに果たし状! NEKOMATA3
『ハチ? 誰…知らないわねぇ。この時間はお昼寝の時間だし… ああなんかこういうのめんどくさい。』


翌日

ハチとねえさん決戦1 NEKOMATA1
ハチ『いざ!月に代わってお仕置きよのねえさん覚悟!』

ハチとねえさん決戦1 NEKOMATA2

ハチとねえさん決戦1 NEKOMATA3
月に…のねえさん『あら、昨日の変な笠の猫ちゃんだったの… それはたしか かまいたちの妖術… なかなかやるじゃない猫ちゃん!』

ハチとねえさん決戦2 NEKOMATA1

ハチとねえさん決戦2 NEKOMATA2
ハチ『さっきからずっと剣を受けてばかり… これが江戸一番の剣士でやすか? 人の噂はあてにならないでやす。』

ハチとねえさん決戦2 NEKOMATA3
月に…のねえさん『そろそろいくよ猫ちゃん!』

ハチとねえさん決戦2 NEKOMATA4

ハチとねえさん(最終) NEKOMATA1

ハチとねえさん(最終) NEKOMATA2

ハチとねえさん(最終) NEKOMATA3
ハチ『手… 手が勝手に… 』

ハチとねえさん(最終) NEKOMATA4

ハチとねえさん(最終) NEKOMATA5
ねえさん『自分が猫だってことを忘れてたなんて、無用心にもほどがあるわね。 妖術でいくら強くなっても、あんた かまいたちじゃ無いのよ。』

ハチとねえさん(最終) NEKOMATA6
ハチ『あっしが未熟でやした… 修行をやりなおしやす。』

ハチとねえさん(最終) NEKOMATA7
ねえさん『またいつでも受けて立つわよ。なんだかそのおかしな笠も気に入ったことだし… 』

ハチとねえさん(最終) NEKOMATA8


しばらくして

ハチとねえさん(おまけ) NEKOMATA1

ハチとねえさん(おまけ) NEKOMATA2

ハチとねえさん(おまけ) NEKOMATA3
『だいぶ耐えられるようになってきたじゃないか、もう少しだよ。』

ハチ『はい、ありがとうごぜえやす。』

拝啓
親分、あっしは今、あの有名な「月に代わってお仕置きよ」のねえさんの家でごやっかいになっておりやす。弟子はめんどうだからとらないということでやしたが、短い間だけという約束で無理を言って教えを頂いておりやす。それではまたしばらくのご無沙汰を。
敬具
ハチ

《終わり》

ほかの物語は一覧に戻ってからご覧ください。