『なんだかめんどくさそうなのが出てきたねぇ… 』
なんかすごい弱そう…😆
師匠『ただいまハチ。』
ハチ『師匠!なんでやすかそれ… 』
師匠『なんか後をついてきちゃったのよ。意外におとなしい性格みたいだけど、もしかしたら誰かに飼われてたのかもね。あんたちょっと面倒みてあげて。』
ハチ『あっしがこいつの面倒をでやすか?』
師匠『これも修行よハチ。(あたしはいや)』
師匠『いつまで降るのかねぇこの雨… 』
弟子『剣術の稽古ができねえでやす。』
怪獣『 … 』
『ちび!』
散歩の途中ではぐれたペットの「ちび」と再会することができました。
師匠『あら、この怪獣あなたの?』
女の子『はい、散歩の途中ではぐれちゃって…チビがたいへんお世話になりました。あのあたし、からすの黒倭といいます。』
師匠『からす…さん?』
女の子『はい、そちらの猫さんと同じ妖怪です。』
師匠『あらそう、それはどうも… 』
もう猫じゃらしには心を動かされることなく、また、かまいたち先生から伝授された妖術による大鎌を日本刀に進化させ、猫又のハチはさらに強くなりました。
師匠『(二刀流?いつの間にそんな技… )もうここでの修行は終わりだよハチ。今までよく頑張ったねぇ。』
姐さん(師匠)『ハチ、ここはもうお前の家みたいなものだから、またいつでも来ていいんだよ。』
ハチ『へい。師匠、本当にありがとうごぜいやした。』
姐さん(師匠)『もう行きなハチ。親分さんが待っているんじゃないのかい?(背中が泣いてるじゃないか、まだまだだねえ… 振り返るんじゃないよハチ )』
《終わり》
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