シン・ウラシマ⑦ SHIN-URASHIMA

シン・ウラシマ⑦ SHIN-URASHIMA1

シン・ウラシマ⑦ SHIN-URASHIMA2
太郎『なあ亀きち…もう僕を陸に戻してくれないか。この通りだ。』

シン・ウラシマ⑦ SHIN-URASHIMA3
亀きち『おまえの気持ちもわかるよ浦島。実はな、あの乙姫はずっとむかしは陸に住んでたんだよ。でもやたら悪さばかりするから神仏の怒りを買って海の底へ追いやられた…そういう古い妖怪なんだ。』

太郎『えっ、妖怪だって?そうだったのか!』

亀きち『俺だって好きでここにいるわけじゃないんだよ浦島。あいつに逆らうとひどい目にあうから… 俺の友達なんかあいつに逆らって甲羅をはがされて、代わりに大きなタコをくっつけられたんだ。その辺にいる人魚たちだって、もとは陸にいた村の人たちなんだけど乙姫が面白がってあんな風にしてしまったんだよ。』

太郎『なんてひどいことを!』

亀きち『わかったよ浦島、今夜こっそり陸に帰してやるよ。乙姫にはあとでテキトーに話しておくから。(浦島もそろそろ限界か… 城内の修理もほとんど終わったし帰してやるか)』

太郎『本当か亀きち!ありがとう!』

亀きち『こら静かに…乙姫に悟られたら終わりだぞ。』

シン・ウラシマ⑦ SHIN-URASHIMA4

さあいよいよ脱出だ!

どういう風に描こうか、ここ一番迷うところかな?

簡単に描こうと思えばできるし、難しく描こうと思えばそれもできる。

うーん、少し悩もう。

シン・ウラシマ⑥ SHIN-URASHIMA

シン・ウラシマ⑥ SHIN-URASHIMA1

シン・ウラシマ⑥ SHIN-URASHIMA2

シン・ウラシマ⑥ SHIN-URASHIMA3
乙姫『あら太郎ちゃん、よく働いてくれているようねえ。何かご褒美あげなくちゃいけないかしら。そうね…食べたいものがあったらなんでも言っていいわよ。鯛でも鮃でも、なんなら亀でもいいのよ。ふぉほほほほ。』

シン・ウラシマ⑥ SHIN-URASHIMA4
太郎&亀きち『…』

シン・ウラシマ⑥ SHIN-URASHIMA5
乙姫『そうだ、こんど私の部屋に遊びにこない? … 太郎ちゃん。ふふふ。』

シン・ウラシマ⑥ SHIN-URASHIMA6

シン・ウラシマ⑥ SHIN-URASHIMA7

シン・ウラシマ⑥ SHIN-URASHIMA8

よし、だんだんホラーになってきたぞ😁

シン・ウラシマ④ SHIN-URASHIMA

シン・ウラシマ④ SHIN-URASHIMA1
乙姫『もう大丈夫そうね、よかったわ太郎ちゃん! あたしは乙姫…でここは竜宮城っていうところなんだけど、聞いたことないかしら?』

太郎『はあ、あの…僕はどうしてここに?』

シン・ウラシマ④ SHIN-URASHIMA2
乙姫『あらやだ! 亀きちは何も説明しないで太郎ちゃんを連れてきちゃったの?だめね。じつはね、今この竜宮城は若い人がいなくなってお年寄りばかりになっちゃったのよ。それでいろいろと人手が足りなくて困っているというわけ。大きなお城でしょ、男手がとくに足りなくて…それでね、亀きちにお子ちゃまでもいいから何人か連れてきてって頼んだの。でも連れてくるならちゃんと説明しなくちゃダメじゃない亀きち…これじゃまるで、ふふっ、人さらいみたいじゃないの、やだわ、ほっほほほほ』

シン・ウラシマ④ SHIN-URASHIMA3

シン・ウラシマ④ SHIN-URASHIMA4
乙姫『とりあえず明日は壁の修理からお願いするわね太郎ちゃん。亀きち!太郎ちゃんのごはんテキトーによろしく。』

シン・ウラシマ④ SHIN-URASHIMA5

シン・ウラシマ④ SHIN-URASHIMA6