お玉『おはようございます、交代の時間です。』
お玉のような若い妖狐はときどき交代で稲荷神社の警備に当たることになっています。
おそらくお玉は赤い前掛けが気に入らないと思っているでしょうけど、これはお地蔵さんと同じく主に子供の魔よけの意味が強いそうです。
赤色そのものが古くから魔よけの意味があるそうで、ではなぜ狐以外の狛犬にはあまり前掛けがしていないのか?
といえば、それは、様にならない、格好が付かないからです。
狛犬は首が太すぎ。
江戸川画爛の江戸浮世風絵図 – 妖怪、忍者、侍 etc.
お玉『おはようございます、交代の時間です。』
お玉のような若い妖狐はときどき交代で稲荷神社の警備に当たることになっています。
おそらくお玉は赤い前掛けが気に入らないと思っているでしょうけど、これはお地蔵さんと同じく主に子供の魔よけの意味が強いそうです。
赤色そのものが古くから魔よけの意味があるそうで、ではなぜ狐以外の狛犬にはあまり前掛けがしていないのか?
といえば、それは、様にならない、格好が付かないからです。
狛犬は首が太すぎ。
巫女さんはこの間の最強戦闘モードを思い出し、かなりビビってます。
お玉の母の方は穏やかな顔。
インスタグラムでは別々に連続での投稿としました。
全部では紙に収まらず、二枚に分けて一回の投稿でスワイプしてもらい散歩のすれ違いを表現しようと考えていたのですが、いろいろというか初歩的な誤りがあって二回の投稿となりました。
狐母『(そうか、思い出した。あれは十年以上も前、犬神との死闘で深手を負って、あの神社の裏手に里山モードで身をひそめていたとき、あのとき現れたおせっかいな娘だ… こんなに大きくなって。 しかも危険な呪術まで身につけたとは… )』
『お玉、今日のところは帰るよ。』
お玉『?どうしたのお母さん。』
幼い子供の顔は難しい。
最強戦闘モードは簡単だが、普通の狐は難しい。
ふたりの距離が難しい。
まだまだだな。
あっ、狐のひげ描くの忘れた。
狐母『人間とは戦いたくなかったが呪術使いでは仕方がない。最強戦闘モードで変身! 』
お玉『この人、まだ何もしてないのに倒れちゃったけど… 』
狐母『ん? よく見るとこの娘どこかで… 』
展開がワンパターンですみません。(笑)
巫女さん『ちょっとそこの狐さん!うちの可愛い狛犬たちを傷つけたのはあなたね!許さないわ。』
狐母『許さないって、まさかお嬢さんその棒で私を倒すつもり? それとも… そうか呪術を使うつもりか!』
巫女さん『(えっ呪術って…そんなの習ってないけど)』
狛犬たちの事情聴取で聞いたのと同じ狐を発見し、慌ててお払い用の祭具を握りしめ追いかけたまではよかったが…
さあ次回はお決まりのパターンか!?
巫女さん『あなたたち誰とけんかしたの?』
急きょ思いついて連作になりました。
このあとはまだ考えていませんが、できればもう少しつなげてみたいなと思います。
※描き直しました。(2019/12/04)
お玉『お母さんどうしたの!大丈夫?』
母狐『今そこで狛犬と喧嘩してきた。二匹で挟み撃ちしてくるから少し手こずったよ。』
このお玉の母こそいま江戸では知らぬ者のない最強妖狐(名前考え中)であった。
うーん、今さらだけどあちこちバランスが悪いなぁ。すぐインスタ投稿をアーカイブに入れたいくらい。
…
もう十分反省した。さあ次次。
追記 : 名前、きつねだから「おこん」でどうかな?
インスタグラムでは九尾のお玉ちゃんの絵として紹介しましたが、実はこの絵を筆ペンで描いた時点ではまだ名前もありませんでした。
最近のお玉ちゃんとはずいぶんイメージが違っていますが、お玉ちゃんの元になった絵と言っていいかもしれません。
お玉『江戸の町も好きだけど、やっぱりこんな場所が落ち着くのよね。』
狸娘『はい私もです。 あの、さっきはおいしいきつねうどんとお稲荷さんありがとうございました。』
お玉『本当においしかった? 狐の好物が狸の口に合うなんてうれしいわ。また遊びにいらっしゃいね。』
狸娘『はい、ありがとうございますお玉さん。』
お玉『あらいけない、狸さん、あなたのお名前まだ聞いてなかったわね。』
変身は二人とも里山通常モードです。
狸娘の方は多少気持ちが複雑ながらも、仲良くなってまずはめでたしとしましょう。
さて狸娘の名前…
平安の世にその名を轟かせた妖狐 玉藻前の末裔と言われるお玉ちゃんの貴重な変身途中(人間→最強戦闘モード)のシーンです。
お玉ちゃん『日本橋の超高級お揚げ三枚であなたの過ちが許されるとでも思ったの? 私を本気で怒らせたわね弥太郎さん… 』
『弥太郎』は狐先生の名前です。
なんとなくカッコよくは描けたけど、どこが江戸?という感じの絵になってしまいました。仮面舞踏会?みたいな。
それにしても、先生がびっくりして投げ出されたであろうお揚げの配置に無理やり感ありあり。