九尾の狐と狐火(color) KITSUNE

九尾の狐と狐火(color) KITSUNE

インスタグラムでは九尾のお玉ちゃんの絵として紹介しましたが、実はこの絵を筆ペンで描いた時点ではまだ名前もありませんでした。

最近のお玉ちゃんとはずいぶんイメージが違っていますが、お玉ちゃんの元になった絵と言っていいかもしれません。

お玉ちゃんと狸娘 KITSUNE & TANUKI

お玉ちゃんと狸娘 KITSUNE & TANUKI

お玉『江戸の町も好きだけど、やっぱりこんな場所が落ち着くのよね。』

狸娘『はい私もです。 あの、さっきはおいしいきつねうどんとお稲荷さんありがとうございました。』

お玉『本当においしかった? 狐の好物が狸の口に合うなんてうれしいわ。また遊びにいらっしゃいね。』

狸娘『はい、ありがとうございますお玉さん。』

お玉『あらいけない、狸さん、あなたのお名前まだ聞いてなかったわね。』

変身は二人とも里山通常モードです。

狸娘の方は多少気持ちが複雑ながらも、仲良くなってまずはめでたしとしましょう。

さて狸娘の名前…

お玉ちゃんの変身シーン KITSUNE

お玉ちゃんの変身シーン KITSUNE

平安の世にその名を轟かせた妖狐 玉藻前の末裔と言われるお玉ちゃんの貴重な変身途中(人間→最強戦闘モード)のシーンです。

お玉ちゃん『日本橋の超高級お揚げ三枚であなたの過ちが許されるとでも思ったの? 私を本気で怒らせたわね弥太郎さん… 』

『弥太郎』は狐先生の名前です。

なんとなくカッコよくは描けたけど、どこが江戸?という感じの絵になってしまいました。仮面舞踏会?みたいな。

それにしても、先生がびっくりして投げ出されたであろうお揚げの配置に無理やり感ありあり。

狐先生のお姉さん登場 KITSUNE

狐先生のお姉さん登場 KITSUNE

姉『あんた狸の娘と付き合ってるんだって?そこらじゅうの噂だよ。』

弟『姉さん違うんだよ、あの娘さんは手習い塾の教え子で…色々あって家まで行ったりしたけどお付き合いしているわけじゃないんだよ。』

姉『そうかい、ならいいけど、そう言や いいなづけのお玉ちゃんが相当怒ってるらしいよ。』

弟『えっ!そんな… 』

どうしようかな、怒ってるお玉ちゃんも描かないといけないかな?

というわけでシリーズが狸から狐にシフトしそうな雰囲気です。

狐先生が最強モードで変身! TANUKI

狐先生が最強モードで変身! TANUKI

先生『バレては仕方がない、コンコンココンの最強戦闘モードで変身!』

狸娘『先生、…狐でもやっぱり、カッコいいわ!』

こうなったら狸おやじも変身するしかないのでは!

次回クライマックスに絶対期待しないでください!

狐姉さん2 KITSUNE

狐姉さん2 KITSUNE

この題材は二回目ですが、前回とは違った感じで描いてみました。

… というか、

最近は狐も狸も烏もみんな同じような顔になってきたかもしれない。

これではいけない、と思うぞ。

九尾の狐と狐火 KITSUNE

九尾の狐と狐火

九尾の狐はもともと中国神話の中では神獣で善なる存在だったようですが、いつの頃からか悪役妖怪キャラになってしまったようです。

狐火を描くにあたって当然背景は夜、まっ黒にしたいけどインクの減りが心配で意味不明な雲のようなものを描いたわけです。でも広重先生の名所江戸百景みたいに大木を描いた方がよかったかな。

広重のきつね

デジタルにする時はこんな雰囲気にしてみたい。さすがは広重先生。

雪中狐 KITSUNE

雪中狐

特注品の頭巾を被る狐姉さん。

この頭巾は “御高祖(おこそ)頭巾”と呼ばれる頭巾で、浮世絵にもよく出てくる防寒用の頭巾(の耳カバー付き特注品)です。

そのうち手動トレースで色をつけてみたい。