お玉の母と蕎麦屋 KITSUNE

お玉の母と蕎麦屋 KITSUNE1

お玉の母と蕎麦屋 KITSUNE2

お玉母『今日は遅かったじゃないの。』

おやじ『すまねぇです奥さん。えーと、今日もいつものきつねで?』

人間の前では耳や化粧を消して正体を隠すお玉の母であったが、この蕎麦屋の親父はもしかすると狸ではないだろうかと、前からいつも気になっているのである。

中秋の名月と狐親子 KITSUNE

中秋の名月と狐親子 KITSUNE1

中秋の名月と狐親子 KITSUNE2

母『お玉、もう行くよ。』

お玉『うん… 』

今夜は中秋の名月(もうそろそろ朝ですが)、久しぶりに狐の親子に登場してもらいました。

名月とは言っても今夜は満月ではないそうです。暦の十五夜が必ずしも満月とは限らないとの解説が国立天文台のホームページに載っていましたが、説明が難しすぎてよくわかりませんでした。😁

お玉が稲荷神社の警備 KITSUNE

お玉が稲荷神社の警備 KITSUNE

お玉が稲荷神社の警備 KITSUNE2

お玉『おはようございます、交代の時間です。』

お玉のような若い妖狐はときどき交代で稲荷神社の警備に当たることになっています。

おそらくお玉は赤い前掛けが気に入らないと思っているでしょうけど、これはお地蔵さんと同じく主に子供の魔よけの意味が強いそうです。

赤色そのものが古くから魔よけの意味があるそうで、ではなぜ狐以外の狛犬にはあまり前掛けがしていないのか?

といえば、それは、様にならない、格好が付かないからです。

狛犬は首が太すぎ。

巫女さんとお玉の母が散歩ですれ違う KITSUNE

巫女さんとお玉の母が散歩ですれ違う1 KITSUNE

巫女さんはこの間の最強戦闘モードを思い出し、かなりビビってます。

巫女さんとお玉の母が散歩ですれ違う2 KITSUNE

お玉の母の方は穏やかな顔。

インスタグラムでは別々に連続での投稿としました。

全部では紙に収まらず、二枚に分けて一回の投稿でスワイプしてもらい散歩のすれ違いを表現しようと考えていたのですが、いろいろというか初歩的な誤りがあって二回の投稿となりました。

巫女さんとの過去 KITSUNE

巫女さんとの過去 KITSUNE

狐母『(そうか、思い出した。あれは十年以上も前、犬神との死闘で深手を負って、あの神社の裏手に里山モードで身をひそめていたとき、あのとき現れたおせっかいな娘だ… こんなに大きくなって。 しかも危険な呪術まで身につけたとは… )』

『お玉、今日のところは帰るよ。』

お玉『?どうしたのお母さん。』

幼い子供の顔は難しい。

最強戦闘モードは簡単だが、普通の狐は難しい。

ふたりの距離が難しい。

まだまだだな。

あっ、狐のひげ描くの忘れた。

お玉の母最強モードで変身 KITSUNE

お玉の母最強モードで変身 KITSUNE

狐母『人間とは戦いたくなかったが呪術使いでは仕方がない。最強戦闘モードで変身! 』

お玉『この人、まだ何もしてないのに倒れちゃったけど… 』

狐母『ん? よく見るとこの娘どこかで… 』

展開がワンパターンですみません。(笑)

怒る巫女さん KITSUNE

怒る巫女さん KITSUNE

巫女さん『ちょっとそこの狐さん!うちの可愛い狛犬たちを傷つけたのはあなたね!許さないわ。』

狐母『許さないって、まさかお嬢さんその棒で私を倒すつもり? それとも… そうか呪術を使うつもりか!』

巫女さん『(えっ呪術って…そんなの習ってないけど)』

狛犬たちの事情聴取で聞いたのと同じ狐を発見し、慌ててお払い用の祭具を握りしめ追いかけたまではよかったが…

さあ次回はお決まりのパターンか!?

お玉ちゃんの母登場 KITSUNE

※描き直しました。(2019/12/04)
傷だらけのおこん(描き直し) OKON

お玉『お母さんどうしたの!大丈夫?』

母狐『今そこで狛犬と喧嘩してきた。二匹で挟み撃ちしてくるから少し手こずったよ。』

このお玉の母こそいま江戸では知らぬ者のない最強妖狐(名前考え中)であった。

うーん、今さらだけどあちこちバランスが悪いなぁ。すぐインスタ投稿をアーカイブに入れたいくらい。

もう十分反省した。さあ次次。

追記 : 名前、きつねだから「おこん」でどうかな?

お玉ちゃんの変身シーン(color) KITSUNE

お玉ちゃんの変身シーン(color) KITSUNE

お玉ちゃんの変身シーンをカラーにしてみました。このシーンについては6月20日の投稿をそのまま以下コピペします。
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平安の世にその名を轟かせた妖狐 玉藻前の末裔と言われるお玉ちゃんの貴重な変身途中(人間モード→最強戦闘モード)のシーンです。
お玉ちゃん『日本橋の高級お揚げ三枚で、あなたの過ちが許されるとでも思ったの? 私を本気で怒らせたわね弥太郎さん… 』
『弥太郎』は狐先生の名前です。
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狐の毛の色がなかなか決まりませんでした。

最初はもっと暗く赤みの無い色で迷っていましたが、最後の最後に狐の画像を見て修正、でもこれは良くない修正です。

本物の狐というより、怖くて強いお玉のイメージした色を試行錯誤していたところに、狐の画像を見て左脳(また出た)が狐ってこの色にしないとダメだよと囁いたのを真に受けたということです。

まあ実際の狐はもっとずっとオレンジっぽい色ですけど。

もうすこし左脳を黙らせよう。といつも後になって思う。