おしづさん 『もう秋だねえ… おや?そうかい、まだ明るいのに 坊やにはあたしが見えるのかい、 まあ中にはこんな子もいるだろうさ… 』
年代によって聞こえる音域が異なるということが知られていて、子供の頃しか聞こえない音(モスキート音)も分かっています。
それと同じように、子供の頃しか見えない何か…というのがあっても不思議ではないような気もするのですが。😊
江戸川画爛の江戸浮世風絵図 – 妖怪、忍者、侍 etc.
おしづさん 『もう秋だねえ… おや?そうかい、まだ明るいのに 坊やにはあたしが見えるのかい、 まあ中にはこんな子もいるだろうさ… 』
年代によって聞こえる音域が異なるということが知られていて、子供の頃しか聞こえない音(モスキート音)も分かっています。
それと同じように、子供の頃しか見えない何か…というのがあっても不思議ではないような気もするのですが。😊
面接ふたり目。
おばば『この前も言ったけど、そんなかわいらしい「うらめしや」じゃ仕事にならないんだよ。
あんたの生前がどんなだったかあたしは知らないけど、幽霊ってのは生きてる人を怖がらせてなんぼの世界なんだ、そんなんじゃあここでは使えない。
この世に未練があるってあんたが本気で言うならもういっぺん「うらめしや~」をしっかり練習しといで!
次の面接でだめなら閻魔さまの法廷行きだよ。』
この元締めのおばばは幽霊?人間?
人間(霊能者おばば)の方が面白そう。
元締おばば『この大柳下は女の幽霊ばっかりだけど、あんたここで働きたいってのかい?』
面接に来た男『はい、男だけの汗臭い柳の下はどうも性に合わないもので。』
元締おばば『まあ、しっかり仕事してくれるなら男でも断りはしないけどさ… (幽霊は汗かかないはずだけど… それにしても世の中(あの世)いろんな人がいるもんだねえ。) えーと名前は確か京本さんだったね?』
京本さん、あんまり似てないなあ 笑。
まあここはなんとなく雰囲気が出ていればいいか。
『ほらみんな仕事仕事!まだ夏は終わっちゃいないんだからね!いいかい、みんな朝まで帰って来るんじゃないよー!』
何の仕事?
そうですね、考えてみましょう。
夏の暑さがひどくなると多くの人が疲れを見せ、イライラがも募り、やがて江戸の治安も悪くなってしまう、ということで、特に暑がっている人の近くに突然現れてに『うらめしや~』をすることによって体温を下げ、町民の気を引き締めるという仕事をしているのです。
そしてこの仕事はなんと江戸幕府の隠密部署からの依頼、というのはどうでしょうか。
だめ?
『ねえ、夏だっていうのに、私たちの出番がほとんど無かったんじゃない? うらめしや〜… 』
そういえば忘れてました。すみません。m(_ _)m
夏になったら幽霊をたくさん描こうなどと思っていたのに、気が付いたらもう涼しくなりそうな気配です。
ちょっと意味不明な感じですが… お盆が近いということでよろしくお願いします。
この日は描く内容が何も決まらず、適当に鉛筆を動かしていて最後にこうなったみたいな感じです。
それぞれ人の事情によっては、人魂に近づきたい場合があるかもと、少し頬に色をつけてみましたが、
この人魂が… なんというか、どうも人魂らしくない。
『私はかっこ悪くて三角頭巾なんか着けないわ。』
昨日が「幽霊の日」だと @aki.chibiccogang さんの投稿で教えていただきました。
江戸時代、四谷怪談の歌舞伎初演の日だったようですね。
そんなわけで、出てきても少しなら話をしてもいいかなという幽霊を描いてみました。
インスタのコメントにも書きましたが、江戸時代の幽霊図には三角頭巾は見られません。(追記 : 浮世絵の中に三角頭巾の幽霊を一枚見つけました。😊 8/6)
平安時代から宗派によって死者に三角頭巾という風習はあったものの、幽霊に三角頭巾というのはごく最近のイメージのようです。
いつも目がべた塗りでまっ黒なので、今日は大きく描いてみました。
別に人魂はいらなかったような…
ということで、生前(着物に色つけてしまったので)若かりし頃のおしづさん、という設定でお願いたします。
幽霊A『この季節は騒がしくて飛びづらいのよね。別にぶつかりはしないけど… 』
燕が描きたくなったのですが、燕だけでは寂しいので明るいうちから友人たちにも出演をお願いしました。(笑)
今年は巣作りから巣立ちまでずっと近くで観察することができました。
この鳥は古くから人間とうまく共存して外敵から身を守るというふうに進化をしてきましたが、数十センチまで近づいてもまったく逃げないのには本当に驚きます。巣立ちをしたばかりの子供がそうなんですから、間違いなくDNAに人間への対応が組み込まれています。
そして、こちらもわざと知らんぷりする、のも私のDNAに燕への対応が組み込まれているのだろうか?(笑)と考え、静かに楽しんでいます。
でも本当に私が思う以上に、燕への対応が内側で出来ている。なんて不思議なんだろうか!なんとなくだけど、知識からくるものではないような気がする。
もし、これがメジロやウグイスなら… どうする?
スマホで写真取ったり、手を近づけたりするかもしれない。
燕だから、静かに、知らんぷり。
自分でも気づかない種としての無意識が交流する世界、あるんじゃないかと思う。
この世界、興味は尽きない。
おしづ『あんたねえ、ご指名がないっていうけど幽霊は人を怖がらせてなんぼだよ。そんでもって少し綺麗だとか色っぽいって具合ならお客さんからご指名もあるってもんさ。ただ可愛いだけじゃ生きてる人間にはかなわないんだよ。まずはそこにいるお仲さんなんかを少し見習いなよ。』
新人『いやです!絶対いや!』
おしづ『最近の若い娘はこれだからねえ。お仲さんいま何か言った?この娘がうらめしい?そうね、それも幽霊の基本だねぇ。』
おしづさんちょっと長セリフになってしまいました。