恋に悩むたぬきさん TANUKI

恋に悩むたぬきさん TANUKI

『(ああ先生、あなたはどうして先生なの?そして 私はどうして狸なのかしら。先生… 先生…それは先生… )』

今日の線はほぼ全て完美王極細筆ペン一本で。これくらいの大きさの絵なら今後もこれでいこう。

昨日はエヒメ紙工白ケント紙で今日の紙は日本製紙上質紙135キロ。

羽付き妹からす KARASU

羽付き妹からす KARASU

からす 『ねこちゃん、たまには空飛んでくるわね。…なんだか最近ちょっと太ったみたい。』

ねこ 『それはお酒の飲み過ぎだにゃ。』

今日は線を二種類の極細ペン(0.1ミリと0.01ミリ)で描いてみました。うーん、形は整うけど迫力が無い…

理想を言えば、筆を太くも細くも自由自在に扱えるようになること。これには筆圧と方向の両方をちゃんとコントロールする必要がある。デジタルじゃないから、線がぶれたり間違ったりすると元に戻せない。

よし、今日は筆にしよう。

狸娘 手習師匠に惚れる TANUKI

狸娘 手習師匠に惚れる TANUKI

『(だめよ!だめだめ、人間に惚れちゃだめ!)』

このあとどうしようかな?

今回は顔の中を0.1ミリのペン、それ以外を極細筆ペン(美文字ペン)で描いてみました。

このあたり、試行錯誤状態でなかなか決まらず。

前回の狸はほとんどの線が極細筆ペン(完美王)でした。

美文字ペンの極細は筆ペンといってもサインペンに近い感じ、完美王は極細といってもとても柔らかく気を抜くと線がかなり太くなることもあります。

まあどちらにしても使いこなすしかないかな。

女郎蜘蛛のお嬢(color) JOROGUMO

女郎蜘蛛のお嬢(color) JOROGUMO

女郎蜘蛛のお嬢さんに色をつけてみました。

筆のときは後ろに細かく蜘蛛のデザインをしていましたが、今回はシンプルで渋い感じにしました。

決して面倒くさいからではありません。

決して面倒くさいからではありません。

妖怪からす誕生 KARASU

妖怪からすの誕生

これくらいのサイズだと筆で描きやすい。

この絵は下書きの段階でずっと違和感があり、どこかが変で、なぜだろう?と思っていたら、首をしっかり描いていたのが原因だとわかった。

赤ん坊には首がないのだ。

若い猫又の修行(座禅) NEKOMATA

若い猫又の滝修行(座禅) NEKOMATA

修行中の猫又くん、今日は座禅に挑戦です。

『なんか違ってるかにゃ?』

これくらいのサイズだと筆ペンよりも極細ボールペンの方がよかったのかな、と思ったりします。

でも米粒に絵を描く人がいるくらいだし、修行あるのみかな?

(今回、背景の線と猫のひげは極細ペンで描きました。)

九尾の狐と狐火 KITSUNE

九尾の狐と狐火

九尾の狐はもともと中国神話の中では神獣で善なる存在だったようですが、いつの頃からか悪役妖怪キャラになってしまったようです。

狐火を描くにあたって当然背景は夜、まっ黒にしたいけどインクの減りが心配で意味不明な雲のようなものを描いたわけです。でも広重先生の名所江戸百景みたいに大木を描いた方がよかったかな。

広重のきつね

デジタルにする時はこんな雰囲気にしてみたい。さすがは広重先生。

狸娘お茶を習う TANUKI

狸娘お茶を習う TANUKI

人間 『どうかしました?』

妖怪 『この茶釜を見ていたら気持ちが、何というか… 』

人間 『気持ちがどうなるんです?』

妖怪 『そうですね… 気持ちがぶんぶくします。』

人間 『ぶんぶく? 面白いことを言う方ねぇ。その頭の葉っぱも面白いけど。』

人間を観察し変身術に磨きをかけるため、お茶を習い始めた狸娘でした。

今日は線を筆ではなく0.1ミリのペンで描いてみました。扱いやすい反面、やはり迫力はなくなりますね。まあ0.1ミリと言っても少し使うとすぐ0.3ミリくらいになりますが。

さあ明日はまた筆で描きましょう。

あっ、狸娘の帯の後ろ側、色塗るの忘れた。

「伝統工芸品の怪」おわり KARASU

伝統工芸品の怪おわり KARASU

『みんな、もうお帰り。家についたら妖力が無くなるようにしてあるから。』

これにて「日本伝統工芸品の怪」を終了いたします。

m(_ _)m

なお次回より「江戸日用雑貨の怪」が始まる予定はありません。

さて、白蛇さんのあたりから何となく連作になってここまできましたが、描いていてけっこう面白かった。

またこんな感じでやってみたい。