忘れられてはかわいそうなので時々レギュラーメンバーを描きましょう。今日は幽霊のおしづさん。
絵描き『(ネタに困ったらこの手だな…😁)』
おしづさんの顔はなかなか定まらないけど、雰囲気、性格だけは定まっている。
昔の何か大きな負の部分を持ちながらもそれを認めた上でいま大切なものを確かめて生きている(死んでるけど)。それ以外に何がある?という感じ。
ほかの幽霊にも優しいし、なんか悟ってる感じ。うらめしい、じゃなくてうらやましい。絵描きもなかなか敵わない。
江戸川画爛の江戸浮世風絵図 – 妖怪、忍者、侍 etc.
忘れられてはかわいそうなので時々レギュラーメンバーを描きましょう。今日は幽霊のおしづさん。
絵描き『(ネタに困ったらこの手だな…😁)』
おしづさんの顔はなかなか定まらないけど、雰囲気、性格だけは定まっている。
昔の何か大きな負の部分を持ちながらもそれを認めた上でいま大切なものを確かめて生きている(死んでるけど)。それ以外に何がある?という感じ。
ほかの幽霊にも優しいし、なんか悟ってる感じ。うらめしい、じゃなくてうらやましい。絵描きもなかなか敵わない。
おしづ『あら、そんな汗っかきの幽霊なんて見たことがないわ。』
新人『ふふ、どうせだからこれを売りにしようと思ってるんですけど、どうですかねおしづさん。』
おしづ『お客さんにもいろいろな人はいるけど、どうかしら…おばばさまに聞いてみる?』
幽霊はインクをあまり使わないからいいなあ。
Happy Summer!
今日7月26日は(日本の)幽霊の日。
おばば本人はこれでも笑顔のつもりです。
おしづ『どうしたの?お富さん。』
お富(若き日のおばば)『ああ、あんたはたしかおしづさん…だったね。さっきから死ぬつもりでここに立ってるんだけど、足がすくんでどうにもだめなんだよ。』
おしづ『あらそんな… 』
お富『あたしは子供時分からあんたらが見えるせいで周りから気味悪がられてねぇ、そのせいもあるのかずっと独り身で、もうずいぶん歳もとってしまったよ。最近じゃ見えすぎるせいで仕事もうまくいかずお金にも困るしまつさ… あんたら幽霊はいつまでも若くていいよねぇ。』
おしづ『そんな、お富さんだってまだじゅうぶん若いわ。』
お富『ふふふ、ところで一度あんたに聞きたかったんだけど、おしづさんは何に未練があるんだい?どうもそこいらの幽霊とは違う気がするんだけど、でもやっぱり好いた男の未練かい?それとも、何かの恨みかい?』
おしづ『いいえお富さん、あたしは若い時に坂でころんで頭を打って死んじゃったの。それでここにいるのはね、この世のいろんなことをもう少しだけ知りたいからなの。気が済んだら閻魔さまのところへ行くつもりでいるのよ。』
お富『そうかい。幽霊もいろいろなんだねえ。』
おしづ『そうだお富さん、お金に困ってるなら、あたしらを使ってみない? このお江戸は不思議な町よ。怖い怖いって言いながらもあたしら幽霊を見たがる人がたくさんいるの。だから幽霊を見せるって言えばお金を出す人は必ずいるはずだわ。そうね一人じゃ飽きるだろうから、本所や深川あたりの幽霊をみんな紹介するからそれをお客さんにも紹介して好きな幽霊を選んでもらえばいいのよ。幽霊だって何もしないでふわふわ浮かんでるより働いている方がいいし、それでそのうち未練や恨みを忘れて成仏すればみんなの助けにもなるわ。』
お富『 面白いこと言うわねえおしづさん。あたしたったいま 死ぬつもりで … じゃあそれ、やってみるかい?』
おしづ『うん。… 泣かないで、お富さん。』
※以上、随分昔の話ですが、まあそんなわけで江戸幽霊業組合が出来たわけであります。
『いいかい大事なことは何度でも言うからちゃんと聞きな!手のひらは手首から真下に下げて、指はあんまり開くと品がないからね!そのあとの「うらめしや〜」ってのはあんまり大きい声じゃ言わない。
いいかいお千代、あんたのことだよ!幽霊は大きい声で怖がらせるわけじゃないんだ、目だよ目、幽霊稼業で一番大切なのは目なんだ。
だからって大きく見開けばいいってもんじゃない、ちょっと斜め下からゆっくりお客さんを見上げるような気持ちで少しずつ見る、それで目が合ったら絶対に視線を外さないよ、いいね。
じゃあ去年江戸でいちばん指名があった先輩のおしづにお手本やってもらうから、みんなよく見ておきな。』
おばばの新人研修もラストスパートです。
※おばばは霊能者で、江戸幽霊業組合の代表をしながら幽霊たちの自立と成仏のための支援をしています。
おしづ『あんたそんなに気が弱いと幽霊稼業はつとまらないよ。…ほらあの男の人なんかはかなり気が小さそうだから、ちょっと練習してごらん。さあ… 』
新人幽霊『あのぉ…うら…めしゃぁ』
『ひぃゃあ~!!!』
変な4コマ漫画みたいになってしまいましたが😆最後のおしづのセリフが『だめだこりゃ』以外にふさわしいものがあればよろしくです。
で、コメント欄には @sana_4_clorer さんから、
『それはやはり、、、次、いってみよーー でしょう😆😆』
いただきました。
😁🙏
おしづ『あら、おばばさま… 』
おばば『あら、じゃないわよ!幽霊は雨に濡れないだろ、さっさと仕事しな!』
おしづ『おばばさまはまったく風流人じゃないのよねぇ。』
このおばばは人間ですが、江戸の幽霊業協同組合の代表をしている霊能者なのです。
そんなわけで、今日から何回か雨宿りや雨を題材にした絵をのんびりと描こうかななんて思っておりやすです。
おしづ『あたしだって真面目にやれば少しは怖いのよ。』
幽霊のおしづさんはいつも描くたびに顔が違ってしまうので少しイメージをはっきりさせようと思いましたが、何かほかの誰かに似てるかも…
インスタのコメントには菊川怜、広末涼子に似てるというコメントいただきました。
ありがとうございます。
おしづ『どうしたのみんな、浮かない顔して。』
おさと『涼しくなったら町じゃもう幽霊はいらないみたい。まあ、毎年のことだけど。』
おしづ『人肌恋しい季節だものねえ。あたしらの体はつめたいからしかたないさ。』
鬼の話も終わり今日からまたテキトーモードです🙇♂️