ノリカ『ツノキチ… なにも上野の大仏さまにまでツノを付けることはなかったわ。それにしても、ほかはもうみんな妖力が切れてツノが取れているのに大仏さまだけどうしたのかしら。』
からす妹『これじゃ江戸の町がめちゃくちゃになっちゃう。ノリカさーん!どうやったらこのツノ取れるのー?』
ノリカ『ツノのいちばん先を強く叩けば取れると思うわ!』
からす妹『わかったやってみる!』
江戸川画爛の江戸浮世風絵図 – 妖怪、忍者、侍 etc.
ノリカ『ツノキチ… なにも上野の大仏さまにまでツノを付けることはなかったわ。それにしても、ほかはもうみんな妖力が切れてツノが取れているのに大仏さまだけどうしたのかしら。』
からす妹『これじゃ江戸の町がめちゃくちゃになっちゃう。ノリカさーん!どうやったらこのツノ取れるのー?』
ノリカ『ツノのいちばん先を強く叩けば取れると思うわ!』
からす妹『わかったやってみる!』
からす姉『なぜこんなことをしたか言いなさいよ!理由によってはただじゃおかないわよノリカ!』
からす妹『(ノリカ? 鬼ノリカ!)』
鬼『へえ…でも私と喧嘩して勝ったことがあったかしら? だいたいカラスと鬼が喧嘩してどっちが勝つかなんて、人間の子供でもわかりそうなことよねぇ。』
姉『昔のあんたならね。』
鬼『… なんだって?』
姉『今のノリカは妖気がかなり弱くなってる。病気?じゃなければ大量のツノを作るのに妖気を使いすぎたってとこかしら?』
鬼『なんだお見通しか… あたしね、地獄に戻ることになったの。』
妹『(地獄のノリカ!)』
鬼『親がえん魔さまに泣きついてあたしを探させてたんだって、100年もかけてこんな家出娘をだよ… それでこのあいだとうとう見つかって… まあ体に合わない地上にも疲れてたし、ちょうど年貢の納め時かなって。そしたら地獄に戻るまで時間がもうなくて、黒亜、あんたの居場所がわからなくなってたことに気づいて… 』
姉『え?まさかあんた、私を呼び出すために江戸中のいろんな物にツノをくっつけたの?』
鬼『…でもそれはもう大丈夫、今ごろツノはみんな取れてるはずだから。』
ひとだま『大変です!ノリカさま!』
鬼『どうしたのツノキチ、そんなにあわてて… 』
ずいぶん長いキャプションになってしまいました。特に海外の方すみません、って日本語で書いてもわからないか…😆
からす妹『ちょっと姉さん!』
からす姉『なんだい騒々しいねえ、 言っとくけど今度のツノの件はあたしじゃないよ。』
妹『え?』
姉『あたしも困ってるのさ、見てよこれ… さほど悪さはしないみたいだけど、ぜんぜん言うことを聞かなくなっちまったよ。』
妹『姉さんが人間たちを困らせるためにやったんじゃなかったんだ。(いつも似たようなことしてるけど… ) 』
姉『まぁこんないたずら誰の仕業か想像はつくけど… それにしても何でいまこんなことをしたのかしらね… よし、出かけるよ!』
※だるまとこけしはお姉さんの召使いです。
さて、またここから訳のわからない物語が始まります。
見切り発車の行き当たりばったりで行き先不明な可能性大ですが、どうぞよろしくお願いします。😆
このあいだ描いたお玉のお母さんに色をつけてみました。いまのところ彼女を江戸最強の妖怪と設定しております。😁
こうやって見るとデジタルの作り方も少しずつ変化してきているようにも見えますが、最近は筆ペンばかりなので時々やらないと忘れてしまいますね。
狸父『なんだ?狸のくせに狐の面なんかつけて。』
狸娘『これお玉さんにもらったの。だって狸の面てかっこ悪いのばっかりなんだもん。』
狸父『そんなことないだろ… 』
今回はちょっとふざけてこんな面にしてみましたが、調べてみると日本各地のものと思われる狸の面はもっと迫力があって、どちらかというと怖い感じもする面が多いのです。
『えーと今日の江戸は霧雨でいいかしらね。』
『あのバカ亭主、また浮気しやがって!…こんな日は江戸も大雨よ!』
一枚目の投稿直後に思いついてしまって連投となりました😆
今度家族写真でも描いてみようかな。
雷神や風神て何人家族?
新作の帯ですがおひとついかがでしょうか😆
この帯は思っていた以上に皆さんに喜んでいただいたようです。
もうひとつ違う帯を考えてみようかな?という気になっています。
烏は前に描いたし、蜘蛛帯とか蛸帯、蝶帯なんかどうかな。
『たま子ちゃんこのツノどお?』
『うんかっこいいよ!』
友達の名前どうしようかな… タマオ?ツノオ?
お玉母『今日は遅かったじゃないの。』
おやじ『すまねぇです奥さん。えーと、今日もいつものきつねで?』
人間の前では耳や化粧を消して正体を隠すお玉の母であったが、この蕎麦屋の親父はもしかすると狸ではないだろうかと、前からいつも気になっているのである。