妖怪からす 角の怪6 KARASU

妖怪からす 角の怪6 KARASU1
ノリカ『ツノキチ… なにも上野の大仏さまにまでツノを付けることはなかったわ。それにしても、ほかはもうみんな妖力が切れてツノが取れているのに大仏さまだけどうしたのかしら。』

妖怪からす 角の怪6 KARASU2
からす妹『これじゃ江戸の町がめちゃくちゃになっちゃう。ノリカさーん!どうやったらこのツノ取れるのー?』

ノリカ『ツノのいちばん先を強く叩けば取れると思うわ!』

からす妹『わかったやってみる!』

妖怪からす 角の怪6 KARASU3

妖怪からす 角の怪6 KARASU4

妖怪からす 角の怪5 KARASU

妖怪からす 角の怪5 KARASU1
からす姉『なぜこんなことをしたか言いなさいよ!理由によってはただじゃおかないわよノリカ!』

からす妹『(ノリカ? 鬼ノリカ!)』

妖怪からす 角の怪5 KARASU2
鬼『へえ…でも私と喧嘩して勝ったことがあったかしら? だいたいカラスと鬼が喧嘩してどっちが勝つかなんて、人間の子供でもわかりそうなことよねぇ。』

妖怪からす 角の怪5 KARASU3
姉『昔のあんたならね。』

鬼『… なんだって?』

姉『今のノリカは妖気がかなり弱くなってる。病気?じゃなければ大量のツノを作るのに妖気を使いすぎたってとこかしら?』

鬼『なんだお見通しか… あたしね、地獄に戻ることになったの。』

妹『(地獄のノリカ!)』

妖怪からす 角の怪5 KARASU4
鬼『親がえん魔さまに泣きついてあたしを探させてたんだって、100年もかけてこんな家出娘をだよ… それでこのあいだとうとう見つかって… まあ体に合わない地上にも疲れてたし、ちょうど年貢の納め時かなって。そしたら地獄に戻るまで時間がもうなくて、黒亜、あんたの居場所がわからなくなってたことに気づいて… 』

姉『え?まさかあんた、私を呼び出すために江戸中のいろんな物にツノをくっつけたの?』

鬼『…でもそれはもう大丈夫、今ごろツノはみんな取れてるはずだから。』

ひとだま『大変です!ノリカさま!』

鬼『どうしたのツノキチ、そんなにあわてて… 』

ずいぶん長いキャプションになってしまいました。特に海外の方すみません、って日本語で書いてもわからないか…😆

妖怪からす 角の怪2 KARASU

妖怪からす 角の怪2 KARASU1
からす妹『ちょっと姉さん!』

妖怪からす 角の怪2 KARASU2
からす姉『なんだい騒々しいねえ、 言っとくけど今度のツノの件はあたしじゃないよ。』

妹『え?』

妖怪からす 角の怪2 KARASU3
姉『あたしも困ってるのさ、見てよこれ… さほど悪さはしないみたいだけど、ぜんぜん言うことを聞かなくなっちまったよ。』

妖怪からす 角の怪2 KARASU4
妹『姉さんが人間たちを困らせるためにやったんじゃなかったんだ。(いつも似たようなことしてるけど… ) 』

姉『まぁこんないたずら誰の仕業か想像はつくけど… それにしても何でいまこんなことをしたのかしらね… よし、出かけるよ!』

※だるまとこけしはお姉さんの召使いです。

お玉の母と蕎麦屋(color) KITSUNE

お玉の母と蕎麦屋(color) KITSUNE1

お玉の母と蕎麦屋(color) KITSUNE2

このあいだ描いたお玉のお母さんに色をつけてみました。いまのところ彼女を江戸最強の妖怪と設定しております。😁

こうやって見るとデジタルの作り方も少しずつ変化してきているようにも見えますが、最近は筆ペンばかりなので時々やらないと忘れてしまいますね。

狸娘が狐の面をかぶる TANUKI

狸娘が狐の面をかぶる TANUKI1

狸娘が狐の面をかぶる TANUKI2

狸父『なんだ?狸のくせに狐の面なんかつけて。』

狸娘『これお玉さんにもらったの。だって狸の面てかっこ悪いのばっかりなんだもん。』

狸父『そんなことないだろ… 』

今回はちょっとふざけてこんな面にしてみましたが、調べてみると日本各地のものと思われる狸の面はもっと迫力があって、どちらかというと怖い感じもする面が多いのです。

雨の係は雷神の奥さん RAIJIN

雨の係は雷神の奥さん RAIJIN1
『えーと今日の江戸は霧雨でいいかしらね。』

雨の係は雷神の奥さん RAIJIN2
『あのバカ亭主、また浮気しやがって!…こんな日は江戸も大雨よ!』

一枚目の投稿直後に思いついてしまって連投となりました😆

今度家族写真でも描いてみようかな。

雷神や風神て何人家族?

新作蝙蝠帯発表! OBI

KOUMORIの帯1

KOUMORIの帯2

新作の帯ですがおひとついかがでしょうか😆

この帯は思っていた以上に皆さんに喜んでいただいたようです。

もうひとつ違う帯を考えてみようかな?という気になっています。

烏は前に描いたし、蜘蛛帯とか蛸帯、蝶帯なんかどうかな。

お玉の母と蕎麦屋 KITSUNE

お玉の母と蕎麦屋 KITSUNE1

お玉の母と蕎麦屋 KITSUNE2

お玉母『今日は遅かったじゃないの。』

おやじ『すまねぇです奥さん。えーと、今日もいつものきつねで?』

人間の前では耳や化粧を消して正体を隠すお玉の母であったが、この蕎麦屋の親父はもしかすると狸ではないだろうかと、前からいつも気になっているのである。